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革のバッグのお手入れ方法は?使う道具や頻度、注意点を解説

革のバッグのお手入れ方法は?使う道具や頻度、注意点を解説

革のバッグは、正しくお手入れをすることで美しいツヤを保てる上、やわらかくしなやかな状態で長く愛用できます。

革のバッグをお手入れする際は、手順を守り、革を傷めない道具を使用することが大切です。


この記事では、革のバッグのお手入れ方法と使用する道具について解説します。お手入れの際の注意点や、革のバッグの保管方法も見ていきましょう。

革のバッグのお手入れはなぜ必要?

革のバッグのお手入れはなぜ必要?

革のバッグを美しい状態で長く愛用するには、適切なお手入れが不可欠です。

革のバッグをはじめとする革製品は、動物の皮をなめした自然素材で作られています。

お手入れをせずに使い続けていると、乾燥してしなやかさが失われていき、ひび割れたり破れたりすることがあります。

一度傷めてしまった革を直すことは難しいため、適切なお手入れで革の乾燥を防ぎ、潤いを保つことが大切です。


革のバッグを定期的にお手入れすれば、ツヤが増し、色に深みも出てきます。耐久性も保てるため、長く愛用できるでしょう。

革のバッグをお手入れするタイミングと頻度

革のバッグをお手入れするタイミングと頻度

革のバッグのお手入れは、革が乾燥してきたと感じたら行います。

革は、乾燥してくるとしなやかさが失われ硬くなり、カサカサとしてきます。革を軽く折り、戻したときに折り目が残っている場合は、乾燥のサインです。


また、革のバッグを雨などで濡らしてしまったときも、お手入れが必要です。そのままにしておくと、濡れた部分がシミになってしまいます。


お手入れの頻度の目安は、1~3ヵ月に1度です。毎日のように使うバッグであれば月に1度、週末のみなど使用頻度が少ないバッグは3ヵ月に1度が目安となります。


定期的にお手入れすることで、濡れた際にできてしまうシミを防ぐ効果も期待できるため、忘れずに行いましょう。

革のバッグのお手入れで必要なもの

革のバッグのお手入れで必要なもの

革のバッグをお手入れする際は、革を傷めずに正しく油分を補給できるものを使う必要があります。

革のバッグのお手入れに必要なものは、下記のとおりです。

革用ブラシ

革用のブラシには、「馬毛」「豚毛」「山羊毛」などの種類があり、それぞれ毛の硬さや用途が異なります。

革のバッグのお手入れであれば、馬毛のブラシがおすすめです。

馬毛はやわらかく細いため、革を傷めずツヤ出しができる上、縫い目などに溜まった細かいほこりや汚れを落とす際にも役立ちます。

革用のメンテナンスクリームまたはオイル

革のバッグをお手入れする際は、革用のメンテナンスクリームまたはオイルが必要です。

メンテナンスクリームには、撥水性や防汚性を高めるといった特徴があります。一方、メンテナンスオイルには、革の油分を取り戻す、保革に優れた商品が多くあります。

ただし、メンテナンスクリームやオイルは、商品によって性質が大きく異なるため、「ツヤが出るもの」「マットな質感になるもの」など、ご自身の好みの仕上がりを考慮して選びましょう。


なお、伸びがいいクリームやオイルは、革に塗った際にムラになりづらいため、革のお手入れに慣れていない方にはおすすめといえます。

スポンジまたは布

スポンジまたは布は、革に塗布したメンテナンスクリームやオイルを伸ばす際に使用します。革を傷つけないように、やわらかな質感のものを選ぶことが大切です。

スポンジは、メンテナンスクリームやオイルに付属されていることが多いですが、別途用意する場合は、クリーム塗布専用などのスポンジがおすすめです。

布は、綿100%であれば使わなくなったTシャツの切れ端などでも問題ありません。

乾拭き用の布

乾拭き用の布は、お手入れの仕上げにバッグを拭き上げるために使います。

乾拭き用の布に関しても、綿100%で、やわらかい布がおすすめです。

メンテナンスクリームやオイルの塗布兼仕上げの乾拭きができる、革専用のクロスなども販売されています。

革のバッグのお手入れ方法

革のバッグのお手入れ方法

革のバッグは、どのようにお手入れすればいいのでしょうか。

ここでは、革のバッグのお手入れ方法についてご紹介します。

1. 革用のブラシで表面のほこりを払う

まずは革用のブラシを使い、バッグ表面のほこりを払います。強くこすらずに、なでるように優しくブラシをあてることがポイントです。

縫い目など、ほこりが溜まりやすいところに注意しながら、ブラッシングしましょう。

ほこりが付着したままだと、この後に行うメンテナンスクリームなどの塗布がうまくいきません。細部まで念入りに行うことが大切です。

2. メンテナンスクリームまたはオイルを塗る

バッグのほこりを払えたら、革用のメンテナンスクリームまたはオイルをスポンジか布に取り、革表面に薄く塗っていきます。

メンテナンスクリームやオイルは、塗りすぎるとシミになってしまう可能性があるため、少量ずつ丁寧に塗りましょう。

乾いた手でバッグにふれた際、しっとりとした感触を覚える程度が仕上がりの目安です。


そのまま少し時間をおき表面を乾かすと、メンテナンスクリームやオイルが革へ浸透します。

3. 乾拭き用の布で拭き上げる

メンテナンスクリームやオイルを塗り、時間をおいたら、乾拭き用の布で拭き上げれば完成です。優しく丁寧に、全体を拭き上げましょう。

ボストンバッグのようなサイズの大きなバッグの場合は、メンテナンスクリームやオイルを塗布し、乾拭き用の布で拭き上げる作業を狭い範囲ごとに行い、少しずつ仕上げる方法がおすすめです。

メンテナンスクリームやオイルの塗り漏れを防ぎ、仕上げの拭き上げも隈なく行えます。

革のバッグのお手入れの注意点

革のバッグのお手入れの注意点

革のバッグのお手入れでは、注意するべきポイントがいくつかあります。

革のバッグを適切にお手入れするためにも、下記の点に注意しましょう。

清潔なお手入れ用品を使う

革のバッグをお手入れする際は、清潔なお手入れ用品を使うことが大切です。

ブラシやメンテナンスクリームなどを塗布するスポンジ、乾拭き用の布に汚れが付着していては、お手入れの際に革が汚れてしまいます。


革のお手入れ用品を使用した後は、しっかりと汚れを落とし、清潔な状態で保管しなければなりません。

布に付いたメンテナンスクリームの落とし方などは、商品によって異なるため確認が必要です。

メンテナンスクリームやオイルは適量を使う

メンテナンスクリームやオイルを革に塗布する際は、塗りすぎに注意しましょう。

塗りすぎてしまうと革にダメージを与え、手触りや見た目が悪くなってしまいます。また、カビの発生やシミの原因にもなりかねません。


なお、メンテナンスクリームなどを使う際は、全体に広げる前に一度、バッグの目立たない部分に塗布することをおすすめします。

目立たない部分でテストすることで、シミができたり色落ちしたりしないかを確認できます。

濡れてしまったときはすぐに乾燥させる

前述のとおり、革のバッグが濡れてしまったときは、お手入れが必要です。

ただし、まずはタオルやハンカチなどで水分を拭き取り、風通しのいいところで完全に乾かさなければなりません。

濡れたままにしたり、乾いていない状態でお手入れしたりすると、カビの発生やシミの原因になるおそれがあります。


また、革のバッグが濡れてしまったからといって、ドライヤーなどの温風で乾かしてはいけません。革に温風をあててしまうと、革が収縮・硬化してしまう可能性があるためです。

乾燥させる際は、風通しのいい場所で陰干ししましょう。

革のバッグの保管方法

革のバッグの保管方法

革のバッグを長く愛用するには、お手入れのほかに、保管の方法にも気を配る必要があります。

革のバッグを保管する際は、直射日光のあたらない、風通しのいい場所がおすすめです。湿気はカビの原因になるため、湿度の低い状態を保てる場所を選びます。


クローゼットの中など、風通しがあまり良くないところで保管する際は、バッグを使用しなくても月に1回はクローゼットから出し、風通しのいい場所に置いておきましょう。


また、型崩れを防ぐために、ハンガーやS字フックなどに吊るした状態で保管するのがベストです。

棚に置いて保管する場合は、バッグを立てた状態であんこ(詰め物)などを入れておくと、型崩れの防止につながります。

革のバッグを正しくお手入れして長く愛用しよう

革のバッグをはじめとする革製品は、長く使うことを想定して購入する方が多いのではないでしょうか。

革製品は、日頃からお手入れをしていれば、美しい状態で長く愛用することができます。ご紹介した手順や注意点を守り、正しい方法でお手入れをすることが大切です。

ただし、ご自身で丁寧にお手入れをしていても、場合によってはプロの手を借りた修理が必要になることもあるかもしれません。

お気に入りのバッグを長く使うためにも、修理などを受け付けてくれるアフターケアがある商品だと安心です。


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